臨場感ある蓄音機の響き

土、日とMJのイベントが続きました。
 

まず、土曜日のMJ主催イベントは「濱田先生のスペイン音楽のたのしみ」。これは、大背戸が大学時代に「音楽のたのしさ」を知るきっかけを作ってくださった、いえもっと大きな人生の礎に気付かせてくださった、スペイン・ラテン音楽の研究家であり音楽評論家として長らく活動していらっしゃる濱田滋郎先生によるイベントです。濱田先生は、私がMJの子どもたちに伝えたい「音楽をたのしむこと」を伝えてくれた、大きな大きな存在の先生であり、今でもMJの子どもたちのイベントにもことあるごとに顔を出してくださる先生ですから、MJでもおなじみの方がいらっしゃるかもしれません。
 

10回記念となった濱田先生のスペイン音楽のたのしみ。音楽をたのしむ仲間が集い、先生の密やかに微笑ましいユーモアと凪がれる音楽のようなご講義のもと、変わらず居心地の良い心温まるイベントとなりました。
 

往年のフラメンコ名手の唄をCDにて味わった後は、今回は特別に「蓄音機」の調べがiNVENTOの木の空間に響き渡りました。蓄音機=gramophoneを通したディスクの音楽は、その(音楽の)生き様をうつし出し、楽器の生きた余韻、当時の演奏者を包み込む環境までが柔らかく再現されているようでした。聞いていた高校生が「何これ?本物、まるでそこに楽器があるみたい、初めての感覚」と目を丸くしていたのは印象的でした。何曲も何曲も聞きました。でも聞き飽きることが無い。
 


 

イベントに小学生と高校生の参加がありまして、彼ら蓄音機の響きをとても新鮮に感じ、夢中になって聞いていました。小学生が「映画音楽などは細かい音や作られた響きも聞きたいからデジタル録音で聞きたい、一方で、生の楽器や声の音は蓄音機の響きが最高!LPもいい!!」と言っていたので、きっとMJを始め現代の子どもたちの多くにも響く、と思いました。
 

生の音楽をゆっくり聞くに越したことはないですが、往年の名演を聞くのは機械に頼るしかない。で、生楽器のそれにはCD、LP、SPどれも佳さがありそうだよ…なんて子どもたちに持っていけたら好いな!!!!
 

個人的には、フランク・マーシャルとコンチータのファリャ「ホタ」!本当に痺れました。トルドラのヴァイオリンの調べは、もうトルドラが本当にそこにいるみたいで…
 

終演に続き、濱田先生の誕生日をお祝いしました。83歳になられた先生、3時間一度も座ること無く、フラメンコ愛を語り、音楽をご紹介し続けられました。本当におめでとうございます。
 

穏やかに耳を傾けられる時間が、こんなに愛おしいものかと思います。濱田滋郎先生、濱田吾愛さん、そして今回蓄音機をご提供くださった森谷忍さん、ご来場の皆様に感謝です。
 


 

MJの子どもたちにも、機会を作って蓄音機やLPをご紹介したいと思います。
 

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間の粋

11:33 AM , 22/01/2018 臨場感ある蓄音機の響き はコメントを受け付けていません。
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