久しぶりの神奈川県への「半」里帰り(小中時代を過ごしましたので)、うきうき度満点な上に、今日はみなとみらいでのコンサートへ。
エサ・ペッカ・サロネン指揮のフィルハーモニア管(イギリスの名門オーケストラ)で、打楽器と金管が気持ちよい程響いたシベリウスのフィンランディア、そして交響曲2番。間に、ヒラリー・ハーン(ヴァイオリニスト)によるブラームスのヴァイオリンコンチェルト。
サロネンの音楽は、現代のことばで、音楽を的確に操るといった印象を持ち、とても、ハンサムな音楽でした。特にシベリウス2曲はなんともすがすがしく、気持ち良く、今頭の中で様々にうごめいている悩みがすべてその音楽のことばに置き換えられて、特に打楽器とコンバスで、ある種打ちのめしてくれた感じがしました。
ヒラリー・ハーンの演奏するブラームスのヴァイオリン・コンチェルトは珠玉の演奏でした。彼女はオケの中に深く入ってヴァイオリンを弾いていました。これはCDなどの音源ではわかりません。コンチェルトをオケ(オーケストラ)に溶け込ませて、オケの中のソロパートとして、決して出過ぎず、正に理屈を超えた感性でブラームスのハーモニーが響いていました。三楽章の出だしの三度の和音を耳にしたとき、相棒のヴァイオリニスト三澤裕美子さんの、いつも的確な三度の音と重なり、思わず喜びが溢れました。明日からのブラームスの練習が、とても深くなりそう。
10:55 PM , 09/03/2015
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