本を読む。「パリ左岸のピアノ工房」カーハート著

  ここのところ、猛烈に本を読んでいます。本を読んでいると、さまざまな世界に引き込まれていくので、多分それが今の私にはディズニーランドに行くより面白いのかも(ヨーロッパに行くより負けますけど)!!

  今日はパリを旅し、スタインウェイ・リビルドの価値に出会いました(もちろん本の中で)。タイトルは、パリ左岸のピアノ工房(カーハート著)。
  パリのピアノ職人の世界を、愛情溢れる筆致で描いた切なくも心温まるノンフィクション、とありますが、まさにその通り、静かな中に独特の音が聞こえてきそうな、とても魅力的な本です。スタインウェイ、プレイエル、エラール、ベーゼンドルファー、ヤマハ、ベヒシュタインなどのピアノと、ピアノを愛する、弾く、作る、直す人々の目を通して、それぞれの魅力が余すところなく伝えられます。

  縁有って我が家に来た1916年製のスタインウェイはスタインウェイの黄金時代(20~30年代)のさきがけ(特に木枠のボディーはそのさらに50年前)、敬意の念を持って弾き続けていきたいと心に念じています。子どもたちにとって、リハーサルなどでそのピアノを弾く経験が、将来何か感じる1つのきっかけとなるかな。

11:23 AM , 16/03/2015 本を読む。「パリ左岸のピアノ工房」カーハート著 はコメントを受け付けていません
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