チェコの知られざる名曲ばかりの演奏会で弾きました。
 

 
なかなか佳い反響を感じました。
 
なぜなら、チェコの今までの体制の影響などで、出版されていない、あるいは演奏者が作曲者から直接もらった、あるいは演奏者が図書館で見つけた、そういった作品ばかりの演奏でしたから…面白く感じていただけていた…のではないかな、と。
 
古典から近現代まで名曲揃いです。トマーシェク、シュナイデル、ネドバル、クベリーク、スルカ、リバ。未出版、手書き作品を含め、往年の名作品ばかり。
 
例えばゲーテの戯曲ファウストを元に作曲された作品はシューベルトのものが有名ですが、実はそれより前にトマーシェクが書いていて、それは後のシューベルトに大きな影響を与えているかもしれない。そんな、発見もありました。
 
現地で活躍している日向野菜生さんと山﨑千晶さんの、幅広く深く進化していく安定の音楽的かっこよさに惚れながら演奏した私は、チェコに生きている人の音楽的言語、特に子音を聞きながら、ピアノを合わせてる快感を味わっていました。
 
1800年代初頭を感じながら久しぶりにピアノ・ソロ作品も弾きました。トマーシェク作品は音の色が本当に美しい。
 
チェコに縁が出来てまだ4年ですが、はまっていく過程が面白いですね(自分が)。来年は、以前好評だったチェコ・ワインと、チェコのクラシカルな名作品と過ごす夕べを、私らしく商店街で企画しようかな〜😊🍷