2020年第24回発表演奏会無事終了

2020年第24回発表演奏会無事終了

昨日12月26日、現MJ生による発表演奏会が、ひとりの欠席もなく健康で無事行われました。
 
コロナ禍で迎えた初めての発表演奏会は、事前の作業が大仕事でした。
演奏はもとより、会場内の感染対策、運営面での工夫を考えることが必須でした。
 
観客は全て内部生とご家族2名までに。
名簿を作成し、指定席とし、高楽年会の係指示も例年より念入りに行いました。
 
訪問が叶わなかったご家族や関係者には、録画をご覧いただけるように準備中としています。
 
今後もしも有事になった際は、最も辛いのは罹患した人であることを念頭に、冷静に対処します。何も無いことがもちろん最良ですが、既にウィルスはどこにでもある時世と鑑み、どのような状況も受け止め歩んでいきます。
 
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昨日発表演奏をした38名38の演奏、そこに至る道筋は、地道で、孤独で、淡々で、時にはツボに嵌り、泥臭く、ただ、私には、彼らのその全てが愛おしいものでした。
 
観覧された方々には、そんな彼らの表現を、いろいろとご想像しながら聞いていただけたのではのではないかと想像しています。
 
子どもたちは、それぞれの今の自分と向き合いながら、精一杯の表現をしてくれたと思います。
 
思い通り、あるいはそれ以上表現出来たも成長、うまくいかなかったも成長。子どもたちには、その経験がきっと次につながるのではないかと。ほんの一瞬の消せない表現。そこに至るまでに、どんな風に考え、どんなことを吸収し、どんな風に練習し…それこそに価値があると。
 
楽屋で、「自分が創ってきた表現を音楽にして発表するプレッシャー、こればかりは経験してみないとわからないよね」と言った中学一年生の言葉が印象的でした。その表現からは、音楽は、それを越えた上で生まれるアートっていうことを、感じ始めているのだな、と思いました。悲喜交々あるのが、人生。彼らはそれをも自分の音楽を通して経験している、と感じています。
 
また、高楽年会は、演奏や係仕事はもとより、先輩から後輩へ、そのつながりを通して尊さまでをつなげてくれたと思います。特に、音楽練習生活をやめても戻って発表演奏会を支えてくれた中3生やOB、昨年まで楽屋でわちゃわちゃ過ごしていた中学生の見違えるような成長ぶり、責任持てる人として初めて接した新高楽年会5年生の成長には、殊更に何か感じるものがありました。
 
イニシアチブを取ってくれた大学生諸君の働きは素晴らしいものでした。MJは、子どもたちの方からも、音楽を通して温かいコミュニティが生まれていることを実感しています。
 
この写真は小さい子ども目線からの楽屋からの撮影、子どもの目には、ホールはこんなに広く見えているんですね。しっかりと受け止めたいと思います。
 

 
素晴らしい演奏会でした。みんな、最高!!!!!!!
 
2020年12月27日 MJ大背戸亜紀子

3:03 PM , 27/12/2020 2020年第24回発表演奏会無事終了 はコメントを受け付けていません
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